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遠州サウナ、テントサウナの楽しみ方
いよいよ今週末に迫った『遠州サウナ』
施設のサウナには入った事のある人でも、テントサウナは初めて!という方に向けて、この記事ではテントサウナの楽しみ方について書きたいと思います。
ちなみに施設サウナの楽しみ方と一部重複している内容もあります。昨今の空前のサウナブーム。これを読む事で貴方、貴女もサウナーに・・・
ロウリュの楽しみ方
施設サウナとテントサウナの1番の違い、それは何と言っても『ロウリュ』にあります。
ロウリュとは、熱々に熱せられたサウナストーンに『ラドル』という柄杓のようなものでアロマ水をかける事を言います。ロウリュをする事で、サウナストーンがジュワ〜と景気の良い音をたてながら熱々の蒸気が発生。たちまち、アロマの良い香りと熱気がテントサウナに広がり、体感温度が一気に上昇します。一部、出来る施設はあるものの、施設サウナで勝手にロウリュなんてしたら、怒られますね。
サウナー憧れのセルフロウリュ。でも待って。ロウリュの仕方によって全然気持ち良さが違うのです。まずはストーンへの水のかけ方からお話しますね。
『ラドル一杯に水をすくったら、奥から手前にかけて引くように、ゆっくり、じっくりストーンにかけましょう』
奥から手前に引くように水をかける事で、上がって来た熱々の蒸気が腕に当たるのを避ける事が出来ます。加えて、ゆっくりじっくり水をかける事でサウナストーンに伝わるので、しっかりとした蒸気が上がります。
反対に勢いよく大量にロウリュしてしまうと、水がストーンから流れ落ちてストーブに直撃してしまいます。するとどうなるか。水が直撃するとストーブの熱が一気に冷めてしまいます。
なので、ロウリュはラドルを奥から手前に引くように、ゆっくりじっくりと。
無理や我慢はしないこと
さて、ロウリュをしたら体感温度が一気に上がって熱々になって来ましたね。心地良いアロマに湿度、そして熱気。気持ち良いですね。
でも辛いと思った貴方、貴女。無理は禁物です。熱過ぎてツラい!と思ったら迷わず、テントから出ましょう。もしくは椅子から降りて、しゃがみましょう。
しゃがむ事で体感温度が一気に下がります。これは施設サウナと共通するのですが、高い所に行けば行く程、体感温度が熱くなります。反対に低ければ低い程、温度は下がります。熱い空気程、上昇するので、体調や好みに応じて下段と上段を使い分けると良いです。
ちなみにテントサウナやサウナ室には、何分いたら良いですか?と質問を頂く事があります。あくまでも無理の無い範囲で…と回答させて頂くのですが、『心拍数が平常時の倍』が目安になるかもしれません。心拍数が大体120〜140になると、平常ではなく、緊急の数値なので、出るタイミングかも。ドキドキって言う胸の鼓動が1秒間に2回以上あったら、それが目安かも。でもあくまでも目安ですからね。
ああ、ロウリュをしたら熱々になって、汗がナイアガラの如く大量発汗ですね。とりあえず、お手持ちのタオルで汗を拭きましょう。あ、でもちょっと待って。汗が染み込んだタオル、サウナストーンに向けて絞らないで下さいね。その行為、サウナ界では『汗ロウリュ』とタブー視されています。汗ロウリュすると、貴方の汗が蒸気となって、熱気と共にテントサウナ内に充満・・・、そんな事をしたら居合わせた他の方の至福を奪ってしまいますね。あと、汗びちゃタオルをテント内の床に絞るのもダメ、ゼッタイ。蒸発した汗が蒸気となってテント内に充満してしまいますからね。
と、こんな感じで良い感じに蒸されたらクールダウンといきましょう。
水風呂はありますが、冷たいので無理はなさらずに。水風呂が苦手な方でも大丈夫。シャワーだけでも充分冷ませます。水風呂が平気な方、ちゃんと入る前に掛水かシャワー、高圧洗浄で汗を流してから入って下さいね。
体がクールダウンした所で、お待ちかねの『ととのいタイム』
さあさあ、沢山並んだ休憩椅子に座ってリラックス。目を閉じて何も考えずにリラックス。すると、たちまちやってくる至福の快感。街中でととのう、きっと貴方も病みつきになる事でしょう。
最後に、水分補給はしっかり摂って下さいね。なるべくスポーツドリンクで摂るのを強くお勧めします。と言うのも、サウナでは想像以上に汗をかきます。汗となって体中のカリウムが大量に抜けます。するとどうなるか?
『低カリウム症』となって、手先から足の指まで全身がつります。筆者の私も以前、テントサウナで低カリウム症を発症して真冬の水温4℃の川で溺れかけました。あの時は人生終わったかと思いました。なので水分補給はしっかりと。
テントサウナの注意事項
- 高血圧、心臓疾患、妊娠中、その他医師に禁止されている人はサウナ利用を控えよう
- 水分を必ず補給して、脱水症状や熱中症にならないよう注意しよう
- サウナ内にメガネやアクセサリーを持ち込むと高温になるので外して入ろう
- サウナ内に可燃性の物を持ち込まないようにしよう
- テントサウナの中でタオルは絞らない
- ロウリュした際に熱過ぎたらすぐに出る、もしくはしゃがみましょう
- スマホ持込は大丈夫ですが、写真を撮る際は周りの方へご配慮ください。故障しても責任は取れませんので自己判断でお願いします。
- テントサウナ内の飲食はお断りしております。飲食スペースをご利用ください。
まとめ
色々書き連ねてしまいましたが、サウナは自分だけでなく、他の人も気持ち良くなってこそのものです。気持ち良い、は皆んなのもの。皆んなで気持ち良くととのいましょう。
さあ『遠州サウナ』いよいよもうすぐ、今週末開催です。
文章:サウナイキタイのヒャダ